相続税の申告事績の概要(令和4年分)
令和5年12月に国税庁より、令和4年分の相続税の申告事績の概要が公表されています。
・被相続人となる死亡者数は、1,569,050人(令和3年は1,439,856人)で、年々増加しています。
・そのうち相続税の申告書の提出に係る被相続人数は、150,858人(令和3年は134,275人)で課税割合は9.6%(令和3年は9.3%)と、平成27年に基礎控除額が下げられて以降だけをみても課税割合は増加傾向にあります。
・相続税額は、2兆7,989億円(令和3年は2兆4,421億円)で、被相続人1人あたりの税額は、1,855万円(令和3年は1,819万円)。
・相続財産額の種類別構成比は、現金・預貯金等34.9%(令和3年は34.0%)、土地32.3%(令和3年は33.2%)、有価証券16.3%(令和3年は16.4%)、家屋5.1%(令和3年も5.1%)、その他11.4%(令和3年は11.3%)で、令和3年からは現金・預貯金等の割合が最も高くなっています(令和2年までは土地割合が最も高かった)。
・相続税申告のe-tax利用率は29.5%(令和3年度は23.4%、令和2年度は14.4%)で年々伸びており、国税庁は令和5年度のe-tax利用率目標を40%としています。
*国税庁資料「令和4年分 相続税の申告事績の概要」より引用
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